品川神社境内にある富士塚は「品川富士」と呼ばれ、江戸七冨士の1つとされています
品川丸嘉講社に伝わる「印刷冊子版、お伝え」(経本のようなもの)によれば
「品川富士(富士塚)ハ明治2年(1869)ニ築造サレタ山デアル」
とあり、明治政府の神仏分離政策によって一度破壊されるも、明治5年に再築されたと言われています
品川富士は品川区の有形民俗文化財第1号(昭和53年11月22日)に指定されています
品川丸嘉講社では毎年7月の第 1 日曜日に、この品川富士の山開き行事を行っています
この行事の見学は自由で、毎年多くの見学者の皆様がお見えになります
山開きでの品川富士登山も品川丸嘉講社の講員と一緒に行えます
この行事は正式には「品川神社富士塚山開き行事」といい、品川区の風俗慣習文化財第1号(昭和61年3月14日)に指定されています
この行事は11時から始まり、品川神社境内にある芳葉岡浅間神社と品川富士で行われます

品川神社による儀祈禱

品川神社による儀祈禱
1 | 山開き行事は、品川神社による儀祈禱で始まります |

祭壇前の拝み
2 | 御祈祷が終わると品川丸嘉講社の講員による「お伝え」が芳葉岡浅間神社の拝殿で行われます |

掛軸前の拝み
3 | 拝みは祭壇前と拝殿入口左側に掛けられた掛軸前で行われ、 祭壇前の拝みは約1時間、掛軸前は15分程度かかります |

登山出発の様子
4 | 拝殿での拝みが終わると品川富士に登山します 登山は「六根清浄」と唱えながら、お供え餅と御神酒を携えて裸足で行います |

猿田彦神社の参拝
5 | 品川富士の1合目にある猿田彦神社を参拝し、御神酒を捧げます |

役小角像に御神酒を捧げる
6 | 2合目にある役小角(えんのおづぬ)像に御神酒を捧げます |

頂上に登る
7 | 5合目以降の急な階段を頂上に向かって登ります |

富士山に向かって拝みを行う
8 | 頂上に着くと、富士山の方角に向かって拝みを行います |

小御嶽神社での拝み
9 | 品川富士の中腹にある小御嶽神社で拝みを行います |

下山の様子
10 | これで山開き行事は終わり、下山します |